「俺の彼女と幼馴染が修羅場すぎる(俺修羅)」感想

2013年冬アニメ「俺の彼女と幼馴染が修羅場過ぎる」、通称俺修羅を視聴しました。

原作未読です。

アニメ公式

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原作公式

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アマプラ

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  • 概括

 主人公と幼馴染が何事もなく行けばゴールインするという世界に、突然新しいヒロインがやってくるというボーイミーツガール作品です。未完結なので判断が難しいですが、修羅場という単語を入れたのはタイトルで目を引くためとしか思えませんでした。

 

以下メインキャラクターの簡単な感想

 季堂鋭太 主人公。鈍いのはラノベ基本法により定められているので仕方ないですが、恋愛アンチという特徴が付いているので、他作品であれば鈍いで済まされないようなあからさまな好意に対しても、合理的な抵抗が可能になっています。

 春咲千和 元気で素直な幼馴染です。好みが別れるようですが僕は好きでした。鋭太君とは9年の積み重ねがあります。何もなければ数年の後に鋭太君と結ばれていたでしょう。

 夏川真涼 作中随一の美少女として描かれています。転校してきた彼女が、鋭太が中二病時代に書いた黒歴史ノートを所有しており、それを秘匿する代わりに付き合うことを強制するところから物語が始まります。人間性が破綻していますが声は田村ゆかりなのでオッケーです。

 秋篠姫香 何のために存在するキャラクターなのかいまいちわかりませんでした。カマセにすらなっていない気がします。

 冬海愛衣 幼稚園児の頃に鋭太に惚れてから、引っ越しで別れてもずっと好きだったという健気な子です。婚姻届け片手に印を迫ったり、人前でいきなり発狂したりと、せっかくかわいいのに扱いがギャグキャラです。可哀そうな気持ちになります。

 

  • 感想

 各キャラクターの行動や心情が分かりやすく、また、OPとEDが非常に良いため最後まで苦痛なく見られました。

 ラストもきれいにまとめつつ続きを期待させる終わり方で、2期が楽しみです(なさそう)。原作を買うかどうか真剣に悩みましたがまだ完結していない上、過去2年間全く新刊が出てないとのことなので見送りました。

 真涼はいつから鋭太に好意を持っていたのだろうかだとかいつその好意を自覚したのだろうかだとか考えているだけで1週間は過ごせました。

 

 「彼女」ではあるが実態を伴わず表面上の関係でしかない、「本物」になれない真涼

 「幼馴染」として思い出や経験を共有しているが、それが枷となって先に進めなかった千和

 この二人がいい対比になっているのだと思います。

 愛衣ちゃんは一番最初に出会ったこと、一番古い思い出を共有していること、婚姻届けという実物のある思い出を持っていること等面白い状況にはありますが、長らく合わなかった間に、「恋に恋する」ならぬ「婚姻届けに恋する」状態に陥ってしまっている感じはありました。それに加えて「ハンコ押して!」「愛衣ちゃん大勝利ぃ~!」「お外走ってくる!!」という扱いを見るとどうもギャグキャラ、カマセ犬という感想を否めません。可愛いのは認めますが可哀そうです。原作を進めるとそうでもなくなるようですが。

 

 キャラクター 4/5点

 ストーリー  3/5点

 楽曲     5/5点

 作画     4/5点

 合計16点

 結論としては見るに値する作品だったという感想です。製作者の皆さん、この作品を作ってくれてありがとうございました。

 

 OPも空耳を含めて好きですが、EDはもっと好きです。二番の歌詞はさらに5000兆倍くらい好きなのでYouTubeとかでもにょもにょしてぜひフルバージョンを聞いてください。

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